昨日かな?日経新聞に「スーパー雑草、米国覆う 組み換え全盛、突然変異の影」というタイトルの記事が出た。
ラウンドアップに抵抗性を持たせた作物にラウンドアップを散布して作物以外の草(つまり雑草)を
からせてしまう技術がいわゆる「遺伝子組換え作物」(GM作物)のおもなものである。
大々的に実用化されて10年を過ぎた。以前からラウンドアップ抵抗性雑草の発生が問題視され、
実際に発生し始めていたが、いよいよ目立ちはじめたという。
日本でもSU(スルホニルウレア系除草剤)抵抗性雑草が出て久しいが、その対策には抵抗性雑草にも
効果がある除草剤を混合することであった。
今回のラウンドアップ抵抗性雑草についても、すでに混合することは研究され実用化になりつつある。
一例として住友化学のサイトを載せておく。
今後、同様にグルホシネート(バスタ)抵抗性雑草やBT(殺虫型のGM作物の有効成分)抵抗性
害虫が続々報道されることになろう。
しかし、当面はご心配なく。既存の農薬を組み合わせることで、しばらくはしのげるであろう。