アメリカのミシシッピ川流域は大干ばつで穀物が歴史的な不作になるという。天から与えられた水の量以上に収穫することは出来ない。
病害虫対策はその根幹の一つである。
そういった観点から農薬のメリットを定量化したら、どんなデータが出るのだろうか。
しかし、与えられた範囲内で最大限の収穫を得ることは追求しなければならない。
その為には水を貯めたり、作物に無駄なく吸収させる与え方など、育てる面からの工夫がひとつ。
もうひとつは、収量を得るための作付け面積の最小化、言い替えればロスの最小化が重要であろう。
そう考えると農薬は水資源保護に役立っているとも言える。