☆週刊たてきコラム☆ 01/12/31  ACT119
年末年始のテレビ番組はなぜつまらないのか
 まぁ、ほんとなんでなんでしょうね。と、言いたいところですが、原因ははっきりしていますね。芸人ですぎ、コレに尽きますね。各人はそれぞれ個性があって芸もあるんでしょうけど、そういう人がたくさんでてくるとお互いがうち消しあって持ち味もへちまもない。しかも、たくさん人がいるからしょーがないんでスタッフが用意したゲームとかクイズとかをやる。そりゃぁ、あんたら、やってる方はおもろいかもしれないけど、見てる方はおもしろいわけないでしょうが。
 予算があるんなら、骨太なドキュメンタリーとかドラマでも作ったらどうよっておもうよね。そんな中、年末の格闘技イベント「猪木祭り」が高視聴率ですよ。金があるから普段だと呼べないような格闘家が勢揃いして良い試合をやってくれた。これこそ生きた金の使い道。やっぱ、人を集めた限りはそいつらに真剣に芸なり仕事なりやらせないとね。真剣にやればおもしろくなるんだよ、ねっ。
☆週刊たてきコラム☆ 01/12/2  ACT118
赤ちゃんはホント無邪気
 たてき赤ちゃんは成長が早く、6ヶ月にしてすでに自分でハイハイやつかまり立ちをしている。1日中、飽きもせず、ひたすら立ったり座ったり。人が来れば誰にでも笑いかけて人見知りゼロ。夜泣きもせず、病気もせず、全く手の掛からない楽な赤ちゃんだ。
 たてきもあなたも昔は赤ちゃんだった。怖ろしいことに酒鬼薔薇も佐賀県17歳も麻原もラディンも昔は赤ちゃんだったのだろう。まさか、赤ちゃんの時から包丁持ったり自爆テロを計画したりしてたわけではあるまい。どこかで歯車が狂うまでは無邪気だったはず。
 アホな犯罪者も馬鹿な高校生も赤ちゃんと3日ほど接してみればいい。きっと、何かつかむモノがあるよ。癒しとかそういうんじゃなくて、昔の自分を見てみれば今の自分がどうなのか見返すことができるってことだね。
☆週刊たてきコラム☆ 01/11/20  ACT117
ひかり号6号車の怪
 ご多分に漏れず、たてきもちょこちょこ新幹線で東京と大阪を行き来している。たまにはのぞみ号も使うが、たいていはひかり号。のぞみ料金2350円は痛いからね。30分早く行くのにこの値段だから、のぞみ号の時給は4700円。高給取りですな。たてきの1時間にはそれだけの価値はない。
 話は変わって、ひかり号の指定席を取るとき、たてきは必ず禁煙車。そして、ひかり号には6,7,11,12,13,14の計6両が禁煙の指定席としてくっついている。なんどとなく利用しているが、たいていは11〜14号車が多く、当日のギリギリに予約すると7号車になる場合もある。6,7号車はホームの中央付近になり、駅の出入り口から近いので当たるとラッキーである。しかし、数十回乗った中で只の一度も6号車になったことはない。コレはなぜなんだろうか?なにかカラクリがあるとしか思えない。6号車はVIP専用車なのだろうか?(VIPはグリーン車というツッコミは無視)理由を知っている鉄道ヲタクがいればぜひ教えて欲しい。
☆週刊たてきコラム☆ 01/11/18  連絡
読んでる人いるんだね〜〜、だから復活
 このコラム、読んでる人いなさそうだから、休止してたの。でも、意外とそうでもなくて読んでる人は読んでるらしい。だから復活させるよん。
☆週刊たてきコラム☆ 01/9/10  ACT116
居酒屋でのウーロン茶についての考察
 例えば10人で居酒屋の席に着いた場合、そのうちの8人は生中を2人はウーロン茶をまず注文することが多い。ウーロン茶は1杯300円で、1人だいたい2〜3杯飲むことになる。一方、お冷や(水)やお茶は頼めば無料でなんぼでも持ってきてくれる。この場合のお茶は緑茶の場合もあるし、ほうじ茶や麦茶の場合もある。ジュースの自販機ではウーロン茶も緑茶も120円で仲良く並んでいる。しかし、居酒屋では片方は300円、他方は0円である。この現実を目の前にして、なぜ人はウーロン茶を注文してしまうのか?これがたてきには不思議でならない。誰かが飲んだチューハイの氷が残ったジョッキに、タダの緑茶を入れて冷たくすればウーロン茶よりもおいしい。
☆週刊たてきコラム☆ 01/7/23  ACT115
32年前の記憶
 5/5に誕生したたてき赤ちゃんは順調すぎるぐらい順調に成長し、2ヶ月にして体重は7キロを超えてしまった。目も見えるようになったようで、最近ではベットの上につるされたクマが廻るオルゴールに反応するようになった。このオルゴールはなんの変哲もない人からもらった電子オルゴールで、何曲か連続でかかる。その一曲目はなんという曲なのかはわからないが、最初聞いたときに妙に感動し、涙が出そうになった。他の曲は特に思わないのだが・・・・
 もしかして、自分が赤ちゃんの時によく聞かされていた曲じゃないのだろうか?直感的にそう思った。今となっては確かめるすべもないが、きっとそうだと信じている。32年前の健やかな記憶がけなげにもたてきの頭の中にむくむくと持ち上がってきて、無意識のうちにそのあまりの懐かしさに感動したんじゃないだろうか。
☆週刊たてきコラム☆ 01/7/15  ACT114
1982年の恋愛、汚染されたたてきの心
 若松まさとは高校生。同じクラスの鹿島みゆきと相思相愛関係にある。体育祭で2人は花形競技のリレーに出場することになった。しかし、体育祭当日、友人がヘマをしたのを救うためにリレーに出場できなかった若松くん。失意の元、みんなが帰った後もむなしく後かたづけをし、夕暮れのグラウンドで悔しさをぶつけようと一人リレーコースを走る若松くん。そのゴールに立っていたのは、なんと!みゆきちゃん。1等の旗を若松に手渡し、「次は二人三脚ですよ」とほほえみかける。感動した若松くんは大喜びで二人三脚をしたのでした。終わり。
・・・・・・美しい話である。1982年に放映された「みゆき」というアニメの再放送を見て、たてきはそう思った。一方でこうも思った。「おまえ、そこで二人三脚するかぁ、普通そこは「抱擁→KISS→あとは言えません」じゃねえのかと。しかし、1982年に見たときはそんなことは全く思わず、単純にうらやましかった。それ以来の19年間でたてきの心が汚染されていることがはっきりした。
☆週刊たてきコラム☆ 01/6/15  ACT113
ファミコン野球の恐怖
 熱狂的阪神ファンとして知られるたてきだが、さすがに最近はテンションが低い。弱いからだけではない。弱いことなど今に始まったことでもなかろう。それよりなによりプロ野球自体がつまらなくなっているのである。新庄らスター選手が海外流出したのも痛いが、一番の原因は野球の内容が大味なものとなってしまったことである。これは全て巨人に原因がある。ただ単にホームラン打者を並べただけの単調な打線。誰かがホームランを打てば勝つし、打たなければ負ける、ただそれだけである。野球は1点をどうやって取るか?守るかという頭脳ゲームであり、そこに魅力がある。しかし、苦労して1点とっても江藤や清原みたいなホームラン打つしか脳のない人間が出会い頭でぽーんと打って返されてしまう。戦術もリズムもへったくれもない。昔あったファミコンの野球ゲームと同じである。こんなことではすぐに飽きられることは間違いないし、もうすでにそうなってきている。
☆週刊たてきコラム☆ 01/6/1  ACT112
がんばれたてき!キミは負けない!キミは強い!
 誤解を恐れてはダメだ。誤解が生じたときに損をするのは誤解した方だ。正しいことを知らずに終わってしまうんだから。誤解は必ず晴れる。焦ってはダメだ。誤解を解く努力をする必要はない。迷わずまっすぐ歩めば自ずと解ける
 正しいことをやれ!自分が信じた道を行け!正しいことをやれば最後に勝つ。自分を信じられないのは正しいことをやっていないからだ。正しければ自分を信じられるはず。自分を信じられるならば決して負けないはずだ。
 能力を隠すな。もっと働け!「能ある鷹は爪を隠す」。鷹は獲物をとらえるために爪を隠しているだけなんだ。人生は獲物を捕ることが目的ではない。幸福になることが目的だ。爪を堂々と見せればよい。みんなに恐れられ期待されればいい。そして、その期待に応えろ。そして、もっと期待されろ。そうやって人は高い位置へと自らを導くものなんだ。
 小さくなるな。常に真ん中にいろ。人を避けるな。しゃべれ。動け。寝るな。さぼるな。燃えろ。キミには人がうらやむ才能がきっと備わっている。可能性を追求せよ。もっとアピールせよ。そして燃え尽きて笑いながら死ね。
 
☆週刊たてきコラム☆ 01/5/21  ACT111
ホントのようでウソのような、でもホントの話、、、、なのかな?
 なんか友人の話によると、そのまた友人は奥さんが臨月にも関わらずエッチしちゃったんだって。で、次の日に陣痛がおこり、無事出産したんだけど赤ちゃんの頭に白い液体がくっついていて、お医者さんに「昨日やっちゃいましたね?」って笑われたんだって。ホントかなぁ・・・もしホントだとすれば、赤ちゃんは頭から産まれてくるので、おまたからちょっと出た瞬間にお医者さんらは爆笑の渦に巻き込まれたはずだけどね。
 別の友人は、これまたその友人が風俗に行ったんだけど、女の子を乱暴に扱ったから、女の子と店員さんから「頼むから帰ってくれ」と言われてお金も返してもらったんだって。ホントかなぁ・・・そんなことがあればお金なんか返してもらえずにいきなり事務所に連行されそうな気がするけどね。
 やっぱかつがれているのかな?でもありそうな話でもあるし・・・信じてよいのかよくないのか。面白い話ではあるが。
☆週刊たてきコラム☆ 01/5/5  ACT110
いきなり登場!たてき子供
 たてきコラムは家族のことにあまり触れないようにしているのだが、さすがにこれは大きなニュースなので。
 かねてから妊娠中のたてき嫁が夜中の4時に起きて、「破水したみたい」というので病院へ。で、即帝王切開決行→6時には出産、、、というわけで、心の準備をするヒマもなく唐突に出てきました。男の子で母子ともに元気です。しっかし、10日間は入院する予定で、あたしは特に必要とされておりません(^_^;)

 たてき子供はずいぶん健やかなムードを醸し出しており、なんだか素直そうです。まだ、実感が乏しいので、なんとも言いようがないのですが、かわいいです。無邪気でいいですね。
☆週刊たてきコラム☆ 01/5/4  ACT109
裸をどこかに出した人
 自分でACT108を読んでみて思ったが、同じ理屈で何らかの形でヌードを公開した女性の数を想像してみよう。週刊誌などに毎日のように違う女性のヌード写真が出ている。顔を見せていない素人ものも多い。エロ本のナンパものもご盛ん。風俗につとめている女性の宣伝写真も多いね。アダルトビデオに出演なんてのも年間で1000人ぐらいはいる?インターネットにあふれているヤツもあるし、、、ざっと見たところ年間で5000人はいるね。これに夕刊紙などの「街頭インタビュー」や「スカートめくり写真」などを加えると1万人はマジで行くだろう。10年間で10万人・・・
 1学年300万人、女の子は150万人。150人に1人ぐらいの割合(?)とすれば、学校に1人か2人ぐらいの割合だね。そう考えると、まぁそんなもんかなって気もする。
☆週刊たてきコラム☆ 01/4/15  ACT108
宝くじが当たった人
 ジャンボくじが年間3回?で1等を当てる人が約400人はいるはずだ。そして、ロト6で大金ゲットする人が年間50人ぐらい?さらにサッカークジ(toto)で1億儲ける人が年間50人? というわけで、ざっと見積もったところ、年間500人ぐらいがクジ長者になっているようだ。しかもジャンボくじ発売から15年たっているとして、まぁ、そうねぇ、3000人ぐらいは億単位あるいは億に近い大金をゲットしてるんじゃない?日本には6000万世帯あるので2万世帯に1ぐらいの割合かな。私の住む富田林市に当てはめると8万世帯として4世帯ぐらいが的中している計算になる。これは多いと見るべきではないだろうか。その割には自分の周りにはいないし、噂も聞かない。当たった人間がこっそり隠し持っているということになるのかな?
☆週刊たてきコラム☆ 01/3/26  ACT107
インターネットは無法地帯だが制裁も無法だぞ!
 面白いページがあったので紹介しよう。芸能人の電話番号や住所を情報交換するサイトを運営していた中学生がネット上で言いたい放題やりたい放題やっていたのを、ネットのベテラン集団に攻撃されて、最終的にはその中学生のプライバシーが暴かれ全部ネット上に公開される話だ。もちろん、そいつの日常生活に重大な支障をきたしたことは言うまでもない。芸能人のプライバシーを暴くことに全く罪の意識がないヤツにキツ〜〜イお灸が据えられたわけだ。
 ネットは匿名だと思って訳のわからんことをやっていると必ず制裁を受けるということですな。サイトを潰そうとしたりするよりも、こんな風に攻めて痛みをわからせるのが一番良い。このベテラン集団にはネット自警団として活躍してもらいたいものだ。
http://www.megspace.com/family/mattyan/  (厨房=中坊=中学生または中学生並の馬鹿のこと)
☆週刊たてきコラム☆ 01/3/20  ACT106
高校教師
 先月札幌にいった。メチャクチャ寒かった。しかし、女子高生は元気だ。氷点下に吹雪混じりでも超ミニスカの制服を着て生脚である。もう偉いとしか言いようがないわ。
 深田恭子が出ているドラマで高校の授業シーンがあった。生脚がずらり並んだ教室。みんな茶髪に化粧をしている。しかも授業に興味はなくメール交換などをやっている。男子教師は黙々と歴史かなんかの授業を繰り広げていく。。。。現実もこんなもんなんだろうな。よくこんなところで授業ができるな。このシチュエーションなら男性教師はぶちきれるか、ムラムラして生徒の脚に気を取られてしまうかどっちかじゃないだろうか?あるいはそれらを全て無視してノルマを達成することだけ考えるか。教育改革以前にこういう現実を認識することが必要だと思った。しかし、ちょっとうらやましいな(^_^;)
☆週刊たてきコラム☆ 01/2/24  ACT105
居酒屋のお会計で
 たてきはすっとこどっこいにも阪神千船駅前の居酒屋ニュー丹波にやってきた。安くておいしい好印象の店であり、何度となく行っている店である。飲み食いしまくったあげく、お会計である。ちなみに関西ではお会計のことを「おあいそ」という。バイト系ネーチャンがレジをパパパとたたくと78万5千円だって。ずっこけました。なんじゃそりゃ。。。「スイマセン、やりなおします」で、ピピピッとやると10395円。「端数をまるめて10400円です」・・・・って、ネーチャン常識知らずね。「こら、端数を切り上げるな、切り下げろよ」とツッこむと、「はぁ、え〜と、10400円です」。だめだこりゃ。こっちも腹立って「なんやねん」とさらにツッこむと「せこいオッサン」という感じで10390円にしよった。長年のご愛顧もこんな店員にレジやらせているようでは失せてしまう。やっぱ店員教育は大事よ、たぶん、もう2度と行かない。それにしても切り上げるか、ふつう・・・、、、常識ないなぁ
☆週刊たてきコラム☆ 01/2/8  ACT104
待ち合わせ
 最近はケータイが普及しているから待ち合わせをすること自体が無くなってきたよね。大まかな時間と場所だけ決めておけば、当日の細かいことは連絡を取り合えばすむ。便利な世の中になったもので、ケータイのない時代にはもう戻れなんいじゃないかな?もっともたてきはケータイ持ってないけどね。
 待ち合わせでドラマが生じることもあったよね。2時間もじっと待ってて遅れてきたカノジョに感動されたとか、逆にすっぽかして愛想尽かされたとかね。待ち合わせ場所の選び方でその人のセンスやあうことの期待度がわかったり、必ず遅れてくるヤツとかいて性格もでたし。それに待ち合わせ場所にはなにがなんでも遅れず行かないといけないという気持ちがあったし、キャンセルはできないという雰囲気もあったし。今はドタキャンでもドタサンでも遅刻でもケータイ一本でOKだもんね。
 まぁ、合理的になった反面、失われたものもあるということですな。
☆週刊たてきコラム☆ 01/1/21  ACT103
皇太子の大学生活
 皇太子が学習院大学在学時の思い出話をしたそうな。それによると、コンパも体験したとのこと。もしも合コンに皇太子が来てたら女の子もビビるだろうな、というか引くだろうな。でもこいつをものにすれば究極の玉の輿だから気合いはいる女もいるかもしれない。コンパ中もSPとかが常に監視してたりしてね。自己紹介はどうやってやったのかな?「浩宮で〜〜す、えへ」とかやったのかな。
 さらにアルバイトも体験したという。これは驚いた。テストの答案を配る仕事だったそうだが、配られた方もビックリしただろうな。もらったアルバイト料はどうなったのだろうか?やっぱ宮内庁の金庫へ還付されたのだろうか?それとも皇太子のポケットマネーになったのだろうか?宝くじ買ったりして3億円当たったとかなら面白いけどねぇ。
 まぁ、案外いろいろやってたのね>皇太子。やるじゃんって感じ〜。
☆週刊たてきコラム☆ 01/1/13  ACT102
ウンコローテーションが悪いたてき
 最近やたらと「おなら」がでる。困ったものだ。2年前にインド旅行してひどい下痢になったが、それ以来、腸内細菌が入れ替わってしまったのだろうか?と勝手に想像してみたりもする。今、確実に言えることはウンコローテーションが非常に悪いということ。おならがよく出るのは大腸にウンコが滞留しているのが原因だろうから、常にウンコが滞留している状態に今はなっているというわけだ。ウンコをしてスッキリした状態でご飯を食べて新たにウンコができるというローテーションなら腸内にウンコがない時間帯ができる。今は、ウンコがある状態でご飯を食べて新しいウンコができ、その新しいウンコに押し出される形でウンコが出ているので、いつまでたっても腸内にウンコがたまりっぱなしというローテーションになっている。これでは24時間いつでもおならを発生してしまうこともやむを得ない。どこかで悪いウンコローテーションを断ち切らないと悩みは解消しないが、なんかいい方はないのだろうか?
☆週刊たてきコラム☆ 01/1/8  ACT101
<新春特別>21世紀の日本に必要なのは猪木イズム
 21世紀がスタートした。今世紀の夢を描かせるような番組ではバラ色の未来を想像する子供たちがほほえましかった。未来は明るいものでなければならない。しかし、残念ながら日本の今世紀が明るくなるはずがないとも言える。巨大な財政赤字、超高齢化、石油の枯渇、中国などの経済発展、倫理の欠如、政治の空洞化など日本に逆風がますます強くなっていくことは間違いない。歴史的に見て、こういう時には革命的な変化が求められるはずだが、誰もそんなものを望んでもいない。現状はダメで変えることも嫌というならばいったいどうすればいいのだろうか?
 悪いのはお上や世情だけではない。庶民もくだらないテレビ番組に白痴化され、稼いだ金はゲーム機や競馬やパチンコに使い、自分で考える努力もせず占いや宣伝に身を任せ、ただただ日々刺激を求めてさまよっているだけである。大人がそうなんだから子供はなおさらである。わけのわからん人権とやらに教育は翻弄され、能なしの法律家が目的を忘れ文章遊びを繰り返し、一般人はそれら全てに興味を失い世代を通じてどんどん堕落して行く底なし沼である。自分でなにかを変える努力もせずグチを繰り返すだけで、実のところは死ぬまで生きれればそれで満足なだけのていたらくぶりである。
 ただ、明るい点もある。インターネットや携帯電話で人とコミュニケーションを取る能力は飛躍的に高まったし、新世代の日本人は本番に弱いとか外人に弱いといったこともなくなった。総じて能力は高まっているのである。問題はその使い道なのである。
 今後は世情に流されず自分の信じた道を行くべきである。今までのような集団主義はダメで個人主義に切り替える。ダメなヤツは切り捨てる。組織のための目的ではなく、目的のための組織を再結成して、その中で自身の力を発揮していく。気に入った組織がなければ自分で組織を作る。ダメな組織に身を置いているなら、その組織を自分で作り替える、あるいは鞍替えする。今、日本という夜空に必要なのは太陽の光を反射して光っている惑星や衛星ではなく、自らがガスを燃やして輝くことができる恒星である。そして肥大化した既存の恒星は超新星爆発して新しい星を生まなければならない運命を避けないこと。
 「猪木イズム」という言葉をご存知だろうか?アントニオ猪木の生き様を表す言葉としていつの間にやら定着した言葉である。風が吹けば吹くほど風車は強くまわる。これが風車の理論。「この道を行けばどうなるものか危ぶむなかれ(中略)迷わず行けよ行けばわかる」。これが行けばわかる理論。この両輪で成り立っているのが猪木イズムである。失敗をおそれずまず前に進む。進めば進むほど風は強くなるが受け流しつつもエネルギーとして活用する。そうすれば後から色々な物がついてきて結果的に自分は上に向かっているのである。必要なのは勇気である。踏み出す勇気さえあれば道はできる。道ができればみんな後からついてくる。21世紀はみなが心に猪木イズムをもって欲しいと念じる。
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